初心者・女性向け!花を咲かせるフジの剪定方法-アラフォーママの体験談を大公開!

剪定

どんどん生い茂る庭木たち…
花が咲く木を剪定をしたいけど、間違えたらどうしよう
失敗して花が咲かなくなったらどうしようと心配になりますよね。

私が中古住宅を購入し、全くの初心者から庭木のお手入れを始めて約10年が経ちました。
我が家の前の持ち主さんが庭木のメインに植えていたのがフジです。
受渡しの時には、フジでもあまり花が咲かない種類だと聞いていて、葉ばかり茂るものだと思っていました。
それが、正しい剪定をしていくうちにどんどん花が付くように!
今では春にたくさんの花と良い香りを届けて季節を感じさせてくれます。

フジの剪定で大切なのが切る時期!
夏の間はツルがすごい勢いで成長していきますが剪定は我慢して!
次の年に花を楽しむためには秋まで伸ばし放題にする事がポイントです。
伸ばし放題でもツルが邪魔になりにくい方法もご紹介します。

正しい剪定方法で、次の年の花の数が大きく違います。
庭木のお手入れはその家に住み続け、木が生きている限り、ずっと続きます。
たくさんの花を楽しむことが出来れば、次の剪定が楽しくなりますよ。

フジってどんな木?

大きな公園で良く見かける藤棚。
一面に美しい紫の花が垂れ下がり、春を感じさせる伝統的な花です。
暑さ寒さにも耐えますが、乾燥には弱く日当たりが重要です。
日陰になる時間が多いと花が付きにくくなってしまいます。

フジはツルを伸ばして成長する木で、そのツルに花が付きます。
ツルは周りのものに巻き付き広がろうとしますので、定期的な剪定が必要になります。
芽を出す力は強いので、剪定に挑戦しやすい木です。

藤の開花時期

フジは4月の終わりから5月頃に、小花が集まった房状のかたまりを垂れ下げて咲きます。

色は紫が多いですが、白やピンクの花が咲くものもあります。

詳しくはこちらに紹介されています。

藤の育て方

フジは乾燥に弱い木です。
雨が降らない日は1日に1度水を与えましょう。
冬の間は土が乾燥で白っぽくなってから与えます。

ツルが勢いよく伸びるので、剪定を怠ると周りに絡みつき取るのに苦労します。
とてもきれいな花でお庭が華やかになりますが、定期的な剪定が欠かせない木なので、忙しい方にはお勧めできません。

我が家のフジは、もともと前の持ち主の方が植えていて、私が剪定を始めた時にすでに藤棚として完成していました。
あっという間に伸びるツルと葉の茂り具合がものすごく、正しい剪定方法を知るまではとても手間がかかっていました。
正直に言うと忙しいときは、ツル性の庭木ではなかったら剪定も楽だったのに…と思うこともあります。

庭木の手入れに十分時間が取れる方は、剪定の成果である花が豪華で、切りすぎても枯れる心配はないので試行錯誤できて、とても楽しめると思います。
しかし、忙しいので剪定の労力をなるべく少なくしたいという方は、忙しいうちはフジを植えるのはやめておいた方が良いと思います。
植えた後でお手入れができないから伐採するというのはかなり大変な作業です。
フジと比べてそんなに手を掛けなくても花を楽しめる庭木はにもあります。

藤の剪定方法

剪定に使う道具

藤棚になっている場合は高い場所を剪定するので、高枝切りバサミが必要になります。
ハサミ部分で切るのが難しいくらい太い場合もあるので、ノコギリ付きのものがお勧めです。

脚立に登って枝に近づき、剪定バサミで切ることもできますが、初心者にはお勧めしません。
剪定範囲が広いので、何度も脚立を移動する必要があります。
だんだん脚立の上り下りが面倒くさくなって、手を伸ばして剪定を行うとすごく危険です。

ノコギリ付きの軽い高枝切りバサミを用意して、地上から安全に剪定を行いましょう。
剪定バサミは、切った枝を処分するため短くする時に役立ちます。

切る枝が多く出ますので、ホウキを用意しておくと片付けが楽になります。
きちんと軍手を着用して、剪定を始めてください。

5月の剪定方法

花が咲き終わって散ってきた時が剪定時期です。
葉が出ているツルを根元から葉枝5~6本分のところで切り落とします。
藤棚で枝を這わせたい部分のツルは残しておくと、太くて固い枝になっていきます。

フジは短い枝の根元に花芽が付きやすいと言われています。
この時期に枝を短くすると、夏の間に花芽が出来やすくなります。

ここでツルを短くしてから夏の間まで勢いよく伸びるツルとの戦いです。
伸びたツルを日々剪定できればスッキリします。
しかし、切ったところから次のツルが出ることに養分が使われてしまいます。
花芽を育てるためにも、剪定は我慢しておいてください。

私の場合、5月の剪定後秋に葉が落ちるまで、1週間に1度の頻度で伸びたツルを切ってみたことがあります。
常にツルが短く保たれてスッキリとした外観で、満足度は高かったのですが、次の年は全く1つも花が付きませんでした。
そこで剪定しすぎも良くないな、と気づいたのです。
あまり花が付かない品種と言われていた前の持ち主さんもしょっちゅう剪定していたのだろうと思います。

そうは言っても、ツルを伸ばし放題にしておくと周りに絡みつき、後の剪定で大変になります。
そこでツル同士を、まとめてゆるく輪にしておきます。
そうすることで、ツルは自分に巻き付き安定し、周りに広がることを防ぎます。
伸びるツルは無数にありますので、伸びる方向が同じツルを2~3本まとめると輪にしやすいです。

建物やほかの庭木に絡みついた場合は、そのツルだけ落としても大丈夫です。
ツルの根元からではなく、ツルの色が緑の部分だけを切りましょう。

10月の剪定方法

ここまでくるとツルの勢いはなくなり、伸び止まります。
内側の葉が黄色くなってきてるかもしれません。
その状態が次の剪定時期です。

夏の間に長く伸びたツルを切っていきます。
その際に根元から3~4個ぐらい芽を残して切るようにします。
短い枝には花芽が付いていることが多いので残します。

夏の間伸ばしたままにしておいたツルは茶色くて固くなっています。
ハサミ部分で切り取るのが難しければ、ノコギリを使用してください。

木の根元や幹の途中からツルが出ていれば、根元から切り取ります。

切っていくと枝が混んでいるところや不要な部分が見えてきます。
もし花芽が付いていても、棚から外れたり周りの建物や庭木に邪魔になるものがあれば、この時にバッサリ切ってしまいましょう。
また次の年になれば、新しいツルが出て必要なところに枝を作ることができます。

正しい剪定をしていれば、だんだんと良い位置に枝を作り、そこに花芽がついていることが増えてきます。
一度で完璧に矯正することはできません。
これから長い付き合いになります。
少しずつ整えていくつもりで、毎年の剪定を楽しみましょう。

まとめ

フジは切った枝から芽が出る力が強い木です。
ツルが伸びる勢いも強く、剪定が欠かせません。

剪定によって花の付き方が変わるため、やりがいはあります。
我が家のフジは、毎週のように剪定した次の年は全く花が付かなかったのに、夏の間剪定を我慢して手入れをほっておいた次の年にはたくさんの花が咲きました。
その違いが面白く、次はどうやって剪定しようという気持ちが湧いてきます。

庭木との付き合いはずっと続きます。
失敗しても、次の剪定で取り戻せますので、ぜひチャレンジしてください。

今回はフジの剪定方法をご紹介しました。
次回以降でその他の種類の庭木の剪定方法や剪定道具の詳しい使い方について順にお伝えします。

家事や育児にマイホームのお庭の管理まで、忙しい毎日を過ごしている方が少しでも時間に余裕ができるような情報をお伝えできればと思います。

最後まで、お読みいただきありがとうございました!

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