初心者向け!剪定で切る枝の見分け方-元初心者アラフォーママの体験談を語ります。

剪定

どんどん生い茂る庭木たち…
いざ剪定を始めようと思ったけど、どこを切ったらいいの?
変なところを切って、枯れてしまったらどうしよう
と躊躇してしまいますよね。

私が中古住宅を購入して、全くの初心者から自宅の庭木のお手入れを始めて約10年が経ちました。
その間には切る枝を間違えて花が全くつかなくなったこともあります。
そこから色々な情報を調べて剪定の基本が分かるように!

剪定は庭木をきれいに育てるために欠かせない作業です。
枝は先端のほうがよく伸びます。
見栄えが悪い枝やきれいに伸びていない枝をすべて切ってから、全体のバランスを見て揃えていくことが剪定の基本です。

剪定の正しいやり方を覚えると、出来上がりの庭木が見違えるように素敵になります!
庭木のお手入れは、木が生きている間ずっと続きます。
庭木を元気に保って素敵なお庭に整えられる剪定を楽しみましょう。

剪定する前に

切る枝の見分け方

剪定する枝は、見栄えが悪いもの、枝がきれいに伸びていないものが対象になります。
専門的にはその特徴ごとにそれぞれ名前がついています。

一般的な不要枝の種類をご紹介します。

  • 「枯れ枝」葉がついていなかったり、他の枝と色が違います。
  • 「立ち枝」幹と平行に枝が上に向かって、まっすぐ伸びている枝。
  • 「徒長枝」先の方から勢いよく伸びてバランスを崩している枝
  • 「からみ枝」枝同士が絡みあっていて、こすれてキズが付いたりしている枝
  • 「ひこ生え」木の根元から勢いよく伸びる枝

この他にも「平行枝」「枝垂枝」「内向枝」などありますが、専門用語は覚えなくても、不要な枝が分かれば大丈夫です。

枝の切り方

細い枝・太い枝に関係なく、枝を切るときは基本的に付け根から切り取ることが大切です。
枝が残っていると、見た目が悪いだけでなく、残った部分から枯れていくことがあります。

細い枝は簡単に付け根から切ることができますが、太い枝は一度で無理に切ろうとすると、切り口が潰れたりして、きちんと塞がらないことがあります。

そこは人間の傷と同じ感じがします。
きれいな切り口にしてあげると修復が早く、木が弱る可能性が少ないです。

そのため太い枝では、付け根近くで一度切ってから、切り口が斜めになるようにもう一度切って整えます。
枝の太さによって使う道具を分けるとになりますよ。

基本的な剪定

切る枝の順番

①不要な枝の中で、分かりやすいのは「枯れ枝」です。
まずは剪定する木を見て枯れ枝を切り取っていきます。
枯れている部分は手で触っただけでポキッと取れることもあります。
折れた部分が少し残った場合は付け根から切り取りましょう。

②それから中心となる幹に平行に上に向かって伸びている「立ち枝」
③枝の先の方から元気に伸び切っている「徒長枝」
④枝同士がからみあっている「からみ枝」を切っていきます。

最初から太い枝は狙わずに、太い枝から出ている細い枝の中から切っていってください。
枝の数が少なくなれば、どんどん不要な枝が見付けやすくなっていきます。

細い枝で不要なものを全て切り取ったら、それから木のバランスを損ねている太い枝を切ります。
これは木の種類に限らず剪定の基本的な流れになります。

バランスの重要性

剪定の途中で木から1歩下がって、全体のバランスをたまに見るようにしてください。
剪定が進むと枝を切ることが楽しくなってきて、どんどん切りたくなります。

不要な枝があると思わなかった場所も、剪定ハイになってくるともう少し切りたいという気持ちが出てきます。
そのまま夢中で切っていると枝がスッカスカになって寂しい感じになります。
新しい芽が出やすい種類は切りすぎても何年かで取り戻せますが、先端が伸びるばかりで新しい枝が生えにくい種類の木はいつまでもスカスカのままです。

私の場合、1本の木をじっくり剪定すると切りすぎてしまうので、剪定するときは何本かまとめてするようにしています。
そして、意識して途中で何度か全体を見ます。
1本だけではなく、隣り合った木も併せてひとつの空間として見るようにすると切りすぎを防げる気がします。

しかし、初めのころにスカスカに剪定してしまったイチイの木はまだスカスカの貧相なまま…。
それを剪定の前に見ることが一番切りすぎを防げる気がします。

まとめ

剪定する枝は、見栄えが悪いもの、きれいに伸びていないものが対象です。
分かりやすい枯れている枝から取り除き、風通しを悪くしている混んでいる部分を切っていきます。

でも途中で必ず全体のバランスを見るようにしてください。
枝が少なくなりすぎるのを防いでくれます。
一度で完璧に整えようとするのも切りすぎる原因だと思います。

剪定は生きている植物が相手の作業。
きれいに剪定しても、次の剪定の時期には庭木たちは必ずまた伸びています。
終わりのない作業なので、一度で完璧を目指さず木と一緒に剪定の技術も成長していきましょう。

今回は剪定できる枝の見分け方と切り方についてご紹介しました。
次回以降で木の種類別の剪定方法や買い足す剪定道具について順にお伝えします。

家事や育児にマイホームのお庭の管理まで、忙しい毎日を過ごしている方が少しでも時間に余裕ができるよな情報をお伝えできればと思います。

最後まで、お読みいただきありがとうございました!

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