どんどん生い茂る庭木たち…
花が咲く木を剪定をしたいけど、失敗したら…
花が咲かなくなったらどうしようと心配になりますよね。
私が中古住宅を購入し、全くの初心者から庭木のお手入れを始めて約10年が経ちました。
前の持ち主さんから庭木の種類を詳しく聞いていなかったので、何の木なのかわからないものがたくさん…
そのうちの1本は花が付いて初めて金木犀だと分かりました。
始めはほんの少しの花数でしたが、正しい剪定をしていくうちに、今ではたくさんの可愛い花と良い香りを届けて秋を感じさせてくれます。
金木犀の剪定で大事なのは切る時期!
寒い時期に剪定すると枯れたり、花が付かなくなってしまう可能性もあります。
3~4月くらいの春先に剪定すると、その後に伸びた枝に花芽が付き、秋にたくさんの花を咲かせてくれます。
年1回の剪定で金木犀のお手入れは完了です。
正しい剪定方法で、花の数が大きく違います。
庭木のお手入れはその家に住み続け、木が生きている限りずっと続きます。
季節の花を楽しむことが出来れば、次の剪定が楽しくなりますよ。
金木犀の基本情報
花が咲くと良い香りを遠くまで漂わせる木で、公園などで良く見かけます。
寒さには弱いですが、乾燥には強く、地植えの場合ほとんど水やりがいりません。
我が家の場合も、水をやった事がありません。
雨のみで大丈夫ですので、日常の手間はかかりません。
高さが5メートルくらいに成長する木なので、小さな庭では剪定で小さく保つ必要があります。
芽を出す力が強いので、剪定には挑戦しやすい木です。
金木犀の開花時期
金木犀は9~10月にオレンジがかった黄色い小花を小さな塊で咲かせる木です
花は香りが強く、独特の甘い香りが遠くまで漂って秋を知らせてくれます。
我が家の金木犀は1本だけで、それも1.5メートルほどに小さく抑えていますが、それでもたくさん花が咲くと風向きによっては2軒隣くらいまで香っています。
ご近所に金木犀の木は植わっていないので、家に帰り付くまでの間にこれは我が家の金木犀だな~と思いながら歩くのはとても楽しいものですよ。
花の色が白いギンモクセイや淡い黄色のウスギモクセイという種類もあります。
詳しくはこちらに紹介されています。
金木犀の育て方
乾燥に強く、特に水やりは必要ありません。
丈夫で切った枝から芽吹く力が強いので、初心者向きの木です。
花をたくさん付けるためには日当たりが重要なので、これから植えようという方は気を付けてください。
葉がなくなるほど一度に長く枝を切ってしまうと、その枝が枯れて隙間が空いたり、木が弱ります。
少しづつ切っていっても、大きく乱れることはないので、一度の剪定で少し手を掛けるだけで大丈夫です。
金木犀の剪定方法
剪定に使う道具
背が高くなっていなければ、剪定バサミだけで剪定できます。
もうすでに大きくなっている場合は、今後手入れがしやすいように高さを縮めます。
その時は刈り込みバサミとノコギリを用意しておいた方が良いです。
切った枝を処分するためのゴミ袋を用意して、手袋着用で剪定を始めてください。
剪定の時期
金木犀は4月以降に伸びた枝に花芽がつきます。
秋にたくさんの花を咲かせるためには、枝が伸びる前の3~4月頃に短く切っておく必要があるのです。
あまり寒い時期に剪定すると枯れたり、花が付かなくなってしまう可能性があります。
なので、冬が終わって外で作業をしても大丈夫な陽気になった時がチャンスです!
剪定方法
まず枝が3本に分かれている部分の真ん中を元から切ります。
残った左右の枝は葉を4枚残して短く切っていきます。
この時に短く切った枝が伸びて可愛い花が咲きますので、葉が混みあっている部分は全て切っていきましょう。
切っていくうちに剪定が楽しくなって、つい枝を短く切りたくなることがあると思います。
しかし枝を短くし過ぎると、そのまま枯れてしまうことがありますので、葉を残すことを忘れないようにしてください。
混みあっている枝を短くするとスッキリして、不要な枝を見付けやすくなります。
不要な枝は付け根から切ります。
幹と平行に伸びている枝や内側の枯れている枝を容赦なく取り除きます。
高さを抑える場合は、真ん中の幹を切ります。
金木犀は上の枝ほど勢いよく伸びるので、少し短めに切ると来年まで困りません。
葉がなくなるほど切ると、その枝は枯れやすくなるので4枚くらいは葉を残しておいてください。
剪定の時期【番外編】
もし時期が過ぎていたら、その年の花は諦めて形を整えることだけにするのも手です。
寒い時期以外は剪定しても枯れる心配はありません。
何も手入れしないで、次の剪定時期を待つとその間にものすごく成長します。
私は初回は8月に剪定しました。
周りの木に干渉するほど枝が伸びて広がっていたのに気が付いたのが8月だったからです。
その年の花はほんの少しでしたが、風通しが良くなったからか、木自体は元気になったような気がします。
次の年からは4月初めに剪定をするようにしています。
我が家の金木犀の剪定が大変だったのは初回だけで、それ以降は手入れをしやすいサイズに落ち着いています。
剪定を始めた当初は付け根から切る不要な枝がたくさんありました。
年数が経つにつれて、だんだんと不要枝の数が少なくなり、伸びた枝を切る剪定がメインになっています。
そうすると、剪定にかかる時間もあまりかからなくなり、取り組みやすくなっています。
まとめ
金木犀は切った枝から芽が出る力が強い木です。
枝も元気に成長するし、上に伸びる勢いもあるので、ほっとくとどんどん大きく背も高くなります。
しかし、春先に剪定をしておけば、金木犀は年1回の手入れで済みます。
春に切った枝が伸びて花が付くので、成果が分かりやすく成長が楽しめますよ。
庭木との付き合いはずっと続きます。
失敗しても、次の剪定で取り戻せますので、ぜひチャレンジしてください。
今回は金木犀の剪定方法をご紹介しました。
次回以降でその他の種類の庭木の剪定方法や剪定道具の使い方について順にお伝えします。
家事や育児にマイホームのお庭の管理まで、忙しい毎日を過ごしている方が少しでも時間に余裕ができるような情報をお伝えできればと思います。
最後まで、お読みいただきありがとうございました!
コメント