どんどん生い茂る庭木たち…
自分で剪定しようと思っても、いつやったらいいの?
忙しい毎日であまり時間も取れないし、初心者が下手にいじって枯らしてしまったら…
と心配になりますよね。
私は約10年前、
築20年弱の中古住宅を購入し、人生で初めて一戸建てに暮らすことになりました。
アパートやマンションでの生活から最大の変化は庭ができたこと!
前の持ち主さんが育てた12種類約30本の庭木も受け継ぎ、全くの初心者から庭木のお手入れを始めました。
育児と家事とフルタイム勤務の仕事で忙しい日々の中、色々な情報を仕入れては試行錯誤を繰り返してきました。
そしてあまり手間を掛けずに庭木をきれいに保つやり方を見付けたのです。
剪定は木の種類によって適切な時期が違いますが、私が試行錯誤の末、お勧めする剪定時期は5月と10月!!
1年で2日間のお手入れで、庭木をきれいに保つことができるようになります。
そして我が家の剪定日の決め方もご紹介!!
少ない手間できれいを保つ剪定の時期を知れば、生い茂る庭木にストレスを感じることなく植物が身近にある生活を楽しむことができますよ。
剪定時期について
一般的な剪定時期
庭木の種類によって剪定時期は変わります。
一般的には
- 芽が出る前の3月~4月頃の剪定
- 伸びすぎた枝や葉っぱを整える8月~10月頃の剪定
がおススメされているようです。
それ以外にも、
- 落葉樹は葉が落ちる晩秋から芽吹くまでの休眠期の剪定
- 常緑樹は芽が出る前の春先か伸びた新芽が固まる夏頃と伸びすぎた枝や葉を整える秋頃の剪定
- 花をつける樹はその花が終わってすぐの剪定
などなど色々な条件があるようです。
剪定の時期を間違えると花や実を楽しめなくなったり、木が弱り枯れてしまうこともあるとか…
おすすめしない時期
私が初めて剪定を行ったのが8月頃でした。
ほったらかしのままだと、枝と葉っぱが自由気ままに生い茂りまくった後の一番うっそうとした時期です。
グワーッと刈込むとスッキリさっぱりして、見栄えもとても良くなりますが、
この時期はお勧めしません。
夏は日が長くて作業時間が確保できるのは良いのですが、何より暑いし作業後の疲労感が半端ないです。
夏に剪定すると木が弱ってしまい、次の年に花が少なくなったり成長が少なくなってしまいます。
もっと効果がある時期がいくらでもあります。うっそうとしてても我慢しましょう。
おすすめの剪定時期
私がおすすめする剪定の時期は5月と10月です。
1年に2回剪定を行えば大概の庭木は対応できます。
5月はツツジやシャクヤクなどは花が終わっている時期ですし、常緑樹は春先から伸びた枝が気になる頃です。
10月は夏の間に成長した枝たちの葉が落ち始めて要らない枝を見付けやすく、常緑樹は5月の剪定から伸びた枝がまた気になるようになっています。
この2つの時期に剪定すると少ない手間で庭木の形を保つことができますし、木を枯らしたり弱らせたりする心配がありません。
もっと手間を掛けて木の種類毎の適正な日に剪定できれば、それに越したことはありません。
プロが手掛ける庭園のような素敵なお庭を維持するには植物に向き合う膨大な時間がかかります。
家事や育児に大忙しで時間があまり掛けられないけど、
廃屋感ただよう庭
には戻りたくない私がこの10年試行錯誤して見つけた最小限の2日間です!
中古住宅購入の我が家の場合
剪定はメンドクサイ?
剪定は手間がかかります。
新築や建売住宅なら庭も含めて自分でどうするか決めることができます。
手間を掛けたくないなら、全面コンクリートや砂利敷きなど植物と無縁の庭にすることもあるでしょう。
しかし中古住宅は建物だけでなく、前の持ち主さんが作り上げた庭も含めて全部一度に手に入ります。
すでに存在している植物たちの管理まで引き継ぐことになるのです。
私の場合、最初の1年は庭のことは見て見ぬふりをしていました。
引っ越しをしてすぐに子供が小学校に入学したので生活リズムががらりと変わり、フルタイム勤務との両立で忙しい日々。
休みの日だって子供を遊びに連れて行かなくちゃいけないし、まだ段ボールも全部開けてないのに庭木の手入れなんてム~リ~と生い茂る植物たちを’自然のまま’にしていたのです。
前の持ち主さんがキチンとお手入れをしていたお陰で’自然の状態’にしていても、すぐ大変な状態にはなりませんでした。
そのため庭のことを考えることなく過ごしていたのです。
剪定の必要性
しかし相手は生きている植物。
子供と同じように日々成長し、ほっておけばおくほど後で大変なことになります。
どの庭木も好き放題に伸びていて、全く手入れがされていない植物に囲まれてたマイホームは人が住んでいるのにものすごい
廃屋感…
フェンスから無造作に飛び出る枝がちゃんと手入れをしている周りの家との違いをはっきり示しています。
ツルが屋根の隙間に入り込んだり、駐車スペースに生い茂る枝で車にキズがついてしまいました。
そして雨を防ぐほどの茂りよう=日差しも遮られていて昼間なのになんだか暗い…
庭木同士が栄養を取り合っていたのか隅のほうは枯れる寸前…
’自然のまま’にしておくとこんなことが起きてしまうんです。
庭木の手入れに剪定が必要なワケがお分かりいただけたでしょうか。
初心者の気付き
引っ越ししてきてから1年と半年ほど過ぎたころ、帰宅途中にマイホームを遠目から眺めた時に、突然気が付きました。
ご近所のさっぱりとした佇まいとはまるっきり違うマイホームの状態…
マイホームが廃屋状態なんてアリエナイ!!
その足で準備を整え、週末に大改造ビフォーアフターばりに刈込を決行☆
サッパリすっきりした庭を見て、家族一同大満足(^^♪
切った枝を運んだり、落ちた葉っぱをゴミ袋に詰めたり、切るバランスを考えてくれたりと、子供がかなり戦力になることも確認出来て我が家の歴史に残る一日となりました!
その後、現在まで
育児と同じで、丁度良い時期に必要な分の手をかけてあげると植物は素晴らしく変化してくれます!
少々失敗して切りすぎても次の年にやり直せばよいし、思いがけず素敵にできた時は周りの家よりも立派に見えたりして気分よく過ごせます。
最初の剪定から約10年たちその間に色々なやり方で庭木の剪定を行ってきました。
手間を掛けられないのは今も変わりませんが、さっぱりとした庭になっているマイホームは意識することなく植物が身近にある日常を送れています。
ものすごく素敵なお庭を目指すなら、きちんとプロにお任せした方が確実でしょう。
でも自分で好きなようにお庭を整えられたら、マイホームがもっと好きになります!
我が家の剪定日
ウチではゴールデンウイークの次の週末1日と秋の運動会の次の週末1日を剪定の日として設定しています。
この2日間にきちんと剪定すれば、木の種類によって、あとは少ない手間である程度の形を保てます。
お庭が広くて庭木の数が多かったり、ものすごい大木があると2日間では終わらないかもしれません。
でもそういうお家に住んでいる方は、もうすでにプロにお任せしていますよね。
自分で庭木を整えられそうなお庭で、あまり時間が掛けられないという方は
この2日間を家族みんなでお庭を素敵に整える日にできるとマイホームをより快適に感じるようになると思います。
今回は私のお勧めする剪定時期についてご紹介しました。
次回以降で剪定に必要な道具や木の種類別の剪定方法を順にお伝えします。
家事や育児にマイホームのお庭の管理まで、
忙しい毎日を過ごしている方が少しでも時間に余裕ができるような情報をお伝えできればと思います。
最後まで、お読みいただきありがとうございました!
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