どんどん生い茂る庭木たち…
自分で剪定し始めたけど、枝が高いところにあって届かない…
電線に付きそうでどうしよう…
と途方に暮れてしまいますよね。
私が中古住宅を購入し、全くの初心者から庭木のお手入れを始めて約10年が経ちました。
築20年弱なので、当初から庭木も大きく育っているものが何本もありました。
その剪定で使用した道具をご紹介します。
高いところを剪定するためには、高枝切りバサミが必要になります。
その選び方と脚立を進めない理由をご紹介します。
少ない手間できれいを保てるようになると、剪定が億劫に感じなくなります。
背の高い木は、日陰を作ってくれたり、外から視界を遮ってくれたりと良い面がたくさんあります。
家のシンボルツリーをきれいに整えると、ますます家が好きになりますよ。
高い場所の剪定について
必要な道具
剪定バサミで届かない高い場所に枝がある場合は、高枝切りバサミが便利です。
長い柄の先にあるハサミで、狙ったところが簡単に切れます。
ノコギリが付いているタイプの高枝切りバサミをお勧めします。
背の高い木を剪定するときは、切った枝がたくさん出ます。
比較的太い枝を切ることもありますので、枝をしばるヒモやゴミ袋も多めに用意しておいた方が良いです。
手の保護のためにも、きちんと軍手をはめて剪定を始めましょう。
脚立について
プロは高い場所の剪定には脚立を使いますが、初心者には脚立はお勧めしません。
脚立は足場が小さく不安定で、剪定できる範囲が狭いです。
1方向からの狭い範囲の剪定だけで良ければ、使っても危険は少ないかもしれません。
しかし、庭木はたいがい360°どの方向からも剪定が必要です。
剪定する部分に合わせて、脚立を移動し、昇り降りを繰り返すのがだんだん面倒になります。
そのうち手を伸ばして、届く範囲の枝を切ろうと無理な体勢になりやすいです。
力が入れづらく危ないので、初心者には高枝切りバサミの方がお勧めです。
私の場合、ご近所の方が剪定をしていて脚立から落ちて足を骨折したとお聞きしました。
我が家の前の持ち主から剪定用にと脚立を頂いて、使用してみたこともありますが、脚立の移動が面倒で使わなくなってしまいました。
剪定中に腕や首に負担はかかりますが、高枝切りバサミの方が手軽で剪定の億劫さが減りますよ。
道具のお手入れ方法
刃の部分のお手入れは
- 木くずや葉を取り除く
- ぼろ布等で、きれいに拭く
- (余裕があれば)お手入れ用の油を塗っておく
そして、乾いた状態で保管することが大事です。
道具の選び方
これも切り込みバサミと同じように、重いものだと大変疲れます。
利き手じゃない方で支えながらの作業なので、応援団の団旗を掲げるような感じになります。
団旗と違うのは手元で先端のはさみを閉じるために握る動作をすること。
お腹で重さを支えることはできないので、ほぼ片手で持ち上げることです。
出来るだけ軽いものを選んで、腕の負担を軽くしましょう。
切った枝を掴むことが出来る機能があると便利です。
切った枝が地面に落ちてくれば良いのですが、引っかかってしまうことがあります。
そのまま放置していると、切った枝だけ枯れて茶色に変色するので非常に目立ちます。
キャッチ機能があると高いところに残った枝を安全に取り除くことが出来ます。
ノコギリが付属しているものだと、高いところにある太い枝も切ることができます。
先端のハサミ部分で対応できないときに、切り逃すことがなくなります。
庭木の種類によりますが、枝が太くなるのは意外に早いです。
ノコギリがない方がお安いですが、あとで脚立を買い足さなくて良いので、ノコギリ付きがおすすめです。
ちょっと使いづらいですが、低いところの枝にもノコギリ部分は使えるので、
低い木と高い木両方ある場合は、ノコギリ単体のものよりも
高枝切りバサミのノコギリ付きを選んでおくと節約になります。
値段について
ホームセンターの剪定用品売り場に行くと、メーカーも値段も様々あります。
値段が高い方が良いのかと迷ってしまいますが、初心者にはどれを選んでも大きな違いはありません。
高級なものでもお手入れが悪いと、刃が錆びて切れ味が悪くなります。
プロ用の方が切れ味が良い代わりに、しっかりお手入れが必要だったりします。
初心者にはお手頃な値段の「お手入れが楽」ということが選ぶポイントのひとつです。
収納について
高枝切りバサミは伸縮出来るものがほとんどですが、あまり短くはなりません。
細長いので、スペース的には少なくて済みますが、高さのある場所が必要です。
刃先の部分はロックを掛けて動かせないようにできますが、扉の中に仕舞えないときは、ノコギリの部分だけでもカバーを付けておくことをお勧めします。
小さい子供がいる場合は、触らないように良く話しておきましょう。
まとめ
高いところの枝を剪定するときに必要な高枝切りバサミについてご紹介しました。
おすすめの高枝切りバサミは、
- とにかく軽いもの
- キャッチ機能付き
- ノコギリ付き
になります。
道具が揃うと途端に剪定が楽になります。
楽に剪定できると、だんだん木の形を整えるのが楽しくなります。
工作のように自分の好きな形に整えていくと、剪定後の木を毎日見るのがうれしくなりますよ。
今回は高い場所の枝を剪定するときに必要な道具についてご紹介しました。
次回以降で木の種類別の剪定方法や、他の剪定の悩みを解決するための道具について順にお伝えします。
家事や育児にマイホームのお庭の管理まで、忙しい毎日を過ごしている方が少しでも時間に余裕ができるような情報をお伝えできればと思います。
最後まで、お読みいただきありがとうございました!
コメント